ここ1~2年で福岡のホテルをあちこち泊まり歩いてみました。
普段の朝食の数倍は食べてしまう、そうそれがホテルの朝食。なぜ、私たちはこんなにホテルの朝ごはんが好きなのか?
ホテルの朝食は自分で作れないものが食べたいのです
だいたいの朝食のメインである卵料理。写真撮るときもなんとなく中心にしがちです。なので、ホテルの方もそこは忘れないでいただきたい。自宅で普段食べているようなものは求めていないのです。
家でホテル並みの卵料理を作ろうとすると・・・
・プレーンオムレツをちゃんと作ろうと思ったら卵めっちゃ必要→自宅だと卵の数ケチってしょぼいオムレツになる
・プレーンオムレツはうまいこと焼けないし時間かかる→自宅だと焦げたり卵焼きみたいになりがち
・エッグベネディクトなんて作り方知らない→作り方調べたすごい面倒くさそうだった
というわけで、見目麗しく・アツアツのほかほかでバターたんまり入ってたりしてカロリーも材料費も度外視したものを求めているのです。
だから、私はスクランブルエッグがでてきたらちょっとがっかりなのです。
スクランブルエッグって業務用でありそうですし。ぐちゃぐちゃになっても問題ないですから。なんとなく見た目がね。
また、オムレツも作ってくれるのは大変ありがたいのですがお母さんが作ったオムレツみたいなものだったらなくても一緒です。その手間と気持ちを他に活かしてほしいです!!!!
ホテルばっかり泊まってるとオムレツも実は飽きてきます。なので趣向変えて一度目玉焼きをオーダーしのですが、”家感半端ない”。
一番びっくりしたのが、やや高いお金を払って宿泊したホテルの朝食がゆでたまご。すがすがしいほどの手抜き。安いビジネスホテルなら別にいいんですけど。。。おそらく朝食はテナントでホテルが営業してるんじゃないと思うんですよね。ここ。だからといえねぇ。とモヤモヤでした。
オムレツは目の前で作ってくれなくてもいいです
ここ10年?15年ぐらいですかね?オムレツ焼いてくれるサービスが一般的になったのは。最初は「おおっ!ライブ感!」「アツアツが食べられる」とうれしかったのですが、だんだんブッフェでオムレツの焼き上がりを待っている時間がかったるくなってきました。キッチンで焼いて席まで持ってきてくれればいいのに、と。。。客というのはワガママなものです。
シェフはそもそもサービスが専門の方じゃないんですよね。お客様とコミュニケーションがとるのが仕事じゃありません。美味しい料理を作るのが仕事です。だから、たまーに愛想が悪い方もいらっしゃいます。なので、こちらも下手にでて「あのぅ。。オムレツを。。。」とオドオドしてしまいます。
だいたいがチーズとかキノコ類とか何をインできるか選べるようになってますが、いまだに「全部入れ」がマナーとしてありなのかどうなのか分かりません。愛想の悪いシェフに全部入れるなんてなんて言って睨まれたらどうしようと、本当は全部入れたいのにチーズだけオーダーしてしまったりします。
これがフロアスタッフに注文スタイルだと「全部入れるのはありですか?」とか言いやすいんですよね。話しやすい方だとさらに「チーズ多めもできますか?」とか聞きやすい。
その道のプロがいるのがホテル。
料理人は料理に、サービススタッフはサービスに集中してベストなおもてなしをしてほしいです。だから、オーダーはフロアスタッフが聞いて席まで持ってきてくださいー!オムレツも飽きて来たから新しい卵料理も開発してくださいー!