ホテルって実はあんまり個性とか地域性って出にくいんですよね。
大体のホテルが福岡・博多感出そうとすると「博多織」「久留米絣」「博多塀」とかでどうにかしがちです。しかし、福岡県民の私たちにさえあまり浸透していない「博多織」や「博多塀」で博多感出されても他県の方は気づかないでしょう。もっとじゃんじゃん地元の特色を分かりやすくアピールして欲しいものです!
というわけで、分かりやすすぎる福岡・博多感のあるホテルのご紹介です。
山笠のあるけん博多たい
そう我々には博多織より有名なものがあったのです。博多山笠です。
どんたくの方が有名かもしれませんがどんたくって結局何する祭りなのか分からないんですよね。だからアイコン的なものもないし。
壁一面の山笠パネルが圧巻!山笠ルーム「ホテルトリフィート博多祇園」
地下鉄祇園駅から徒歩5分。ホテルトリフィート博多祇園
こちらはホテル全体で博多推しなのですが、その中でも山笠ルームは非常に分かりやすい!
壁一面にモノクロの山笠パネルがどーん!提灯もばーん!一歩間違えると安っぽくおかしな感じになりそうなのですが、パネルがモノクロだからうるさくないですし。なんだかアート写真のよう。モノクロだからこそ山笠の迫力も伝わるし。かっこいい!
こちらのホテルは朝食も博多の美味しいものを食べさせたい!の意気込みが感じられるのでぜひ食べてもらいたい!!!
コンセプトフロアのテーマはずばり山笠「博多東急REI」
博多駅から徒歩3分博多東急REIホテル。
こちらはコンセプトフロアのテーマが山笠。エレベータを降りると締め込み姿の男衆。コンセプトフロアの客室はすべて男衆の後ろ姿。シュールですが面白い!
各客室の壁紙も「流れ」の柄。部屋のテーマカラーは「明太子」「ごまさば」「柚子胡椒」「もつ鍋」「とんこつラーメン」があります。ごまさばカラー?もつ鍋カラー??斬新です。
部屋着もハッピ風な作務衣でお祭り感あります。
他の階の宿泊者は来れないので、この光景が見れるのはコンセプトフロア宿泊者のみなこともポイント高しです。
ポップでキッチュな博多感ならここ「lyf Tenjin Fukuoka」
天神から徒歩5分のlyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)。シェアスペースやコワーキングスペースも備えた今時っぽさ満点のこちら。お部屋も壁紙とかが可愛かったりするのですが、なんといっても廊下です。屋台の絵がバーン。おお!博多らしい。分かりやすい!
そうです!博多には屋台もありました。
共有キッチンにはラーメンの麺と「はばりうまい」の文字。「ラーメンはばりうまい」ってことですね。今時なんだかどうだか分からないセンスです。こちらは外資のホテルなので、インターナショナルセンスかもです。
※おまけ※山笠のゴール地点という強みがあるのにもったいない「エスペリアホテル福岡中州」
地下鉄中洲川端駅徒歩3分 エスペリアホテル福岡中州
ホテル内にもところどろに博多感があるので、まあいい雰囲気なんですが、こちらのポイントは1階に石村萬盛堂があること。石村萬盛堂は福岡県民なら誰もが知る有名なお菓子屋さん。
この石村萬盛堂本店。山笠のゴール地点であるここには山笠のタイム計測所があります。しかし、あまり有名じゃありません。ひっそりとあります。年に一度しか使われず、関係者しか昇れませんが通常は下から見れます。必見です!
通常の石村萬盛堂と違って山笠グッズが展示してあったりします。
店員さんも山笠に詳しいようで、聞いたら色々教えてくれました。日本最初の禅寺である聖福寺(博多区御供所)の仙厓和尚が残したかわいらしい絵を使ったグッズもあります。イートインもあります。
エスペリアホテルは福岡山笠の一等地なんだから、もっと山笠感だせばいいのに!というか石村萬盛堂とコラボするとかすればいいのに、もったいない!
上記のホテルって、コロナ前に計画されてコロナ禍でオープンしたホテルばかりなんです。なのでおそらく海外の方向けに作られたんだと思います。海外の方向けに分かりやすいほうがいいだろうということで。
でも同じ日本でも知らないことのほうが多いですし、日本人にとっても分かりやすいっていいな!と改めて思いました。青森のホテルだったらねぶたルームとか秋田のなまはげルームとか泊まりたいです。