2021年6月にオープンしたlyf Tenjin Fukuoka。天神と薬院駅の間ぐらい。今泉公園すぐそばにあります。
このホテルはシンガポール発・日本初上陸ブランド。なぜ東京でも大阪でもなく福岡に?理由は分かりませんがきっと福岡に何か光るものを感じたのでしょう。ありがとう!シンガポールの方。
このホテルの紹介記事を読むと“ライフスタイルホテル”“コリビング”“コワーキング”“シェアスペース”“ミレニアル世代”“ソーシャルキッチン”等々カタカナだらけ。
こういうワードには縁遠い私には若干目がチカチカします。そんな私の宿泊レポートです。
フォトスポットの数は福岡一(たぶん)
海外デザイナーがデザインした館内はどれもポップでかわいいです。
カフェの飲み物もいちいちオシャレです。
フォトスポットのあるホテルは多いのですがロビーだけとかホテルの一角だけというホテルが多いのですがここは違います。
ロビーもエレベーターホールもシェアキッチンも洗濯機ルームももちろん客室もどこもかしこも抜かりがありません。もし私が写真集を出すならここのホテルで撮りたいぐらいフォトスポットだらけです。
しかもおしゃれなだけじゃなくて世界でここだけのデザインなのがポイント高しです。海外デザイナーから見た福岡というテーマのデザインらしいです。ちなみに客室におでん柄の部屋があるんですがおでんは福岡名物でしたっけ?
客室が超狭い!のに居心地がいい
どの部屋も狭いのは狭いです。ツインルームはベッドもコンパクト。バスタブもありません。なんなら冷蔵庫もありません。
しかし、なんということでしょう。ベッド下が収納になっているのです!生活の知恵です。
テレビはBSもBS4Kも見れる上に多機能テレビでYouTubeやアカウントあればNETFLIXやprimevideoも見られます。どの部屋もベッドに寝っ転がって見られるぐうたらシステムです。
バスタブはありませんがシャワー浴びるときはバスタブない方が使いやすいと私は思います。シャワーはレインシャワーのある海外使用。ドライヤーはコイズミのモンスター。すごい風量です。ありがたい。
客室は3タイプ。壁紙が全部違います。おでん柄のダブルルームは外壁のデザイン(鳥の巣イメージらしい)が窓枠みたいになっているので異国のような雰囲気。おでんというジャパニーズフードとパリみたいな窓枠。ワールドワイドです。
しかし、私のおすすめは和柄の壁のコーナーツイン。ベランダ大きくて気持ちがいい。初夏に訪れた時には夜風が気持ちよくて、このスペースでだらだらしました。
部屋にはないものはシェアスペースにはある
長期滞在も念頭に作られているので、ロビー階にはコワーキングスペースとシェアキッチン、ランドリーがあり普通に暮らせます。
私は会社的に社外での仕事がNGなのでコワーキングスペースは用がないのですが憧れるんですよね。使ってみたい。。コワーキングスペース。
私はたまに自分のやりたいことややってみたい商売を紙に書くという趣味があるので、いつかこのスペースでやってみたいです。他人からは仕事をしているように見えるでしょう。
シェアキッチンは本当に何でもあります。鍋もざるもお箸も食器も。家電はバルミューダです。自宅よりはるかに充実度高いです。このキッチンで作れないものはないと思います。料理の腕があれば。
冷蔵庫を覗いてみましたが連泊している方なのか、生活感あふれる食材が入ってました。
みんなどういうもの作ってるんでしょうか?
食事時にキッチン行ったら、各自の作ったおかずを交換したりしてるんでしょうか?
そうなったら、私は料理が苦手なので米だけたくさん炊いておすそ分けするしかありません。
そんな私がどうしてもキッチンを使ってみたくて思いついたのがマルタイ棒ラーメン。
しかし、水の分量を間違え、麺投入時にこぼすという失態。
でも“いかにも”なラーメン椀とレンゲがあったので見栄えだけはまずまずでした。
この日はお天気がよかったのでロビーフロアのベランダで食すことに。
マルタイ棒ラーメン(具なし)もなんだか、洒落た食べ物のようになりました。
lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)の真の楽しみ方
本来はこちらのホテル。シェアスペースでいろんな人とコミュニケーションをとるのが正しい使い方だと思われます。なので、ちょっとそういうのが合わないかもと思う人も多分います。でも楽しめる人は病みつきになりそうです。住み着きそうです。
誰にでも好かれるホテルを目指すのではなく、好きな人が猛烈に愛しているホテルになる!という意思表示がそこかしこに見えます。自己主張強くていいです!
天神の片隅で自己主張するホテル。一度覗いてみることをおすすめします。