本で”見知らぬ誰か”と繋がれる BUNSHODO HOTEL

かつて存在した博多の書店「文照堂」跡地に2020年にオープンしたコンセプトホテルBUNSHODO HOTEL。
博多駅博多口から徒歩7~8分。そもそもぱっと見、ホテルに見えない外観のうえ、1.大通りに面していない 2.看板の表示が控えめすぎる 3.近くのビルに馴染みすぎている。ということからとても見つけにくいホテルではあります。
でもこの秘密っぽさもBUNSHODO HOTELらしいところでもあります。
1階はカフェ兼フロント。フロントの奥に宿泊者専用の入口があるという作りになっています。

本のラインナップに規則性なし(褒めてます)

こちらのホテルの最大の特色【ブックドネーション】。
【ブックドネーション】とは
その本への【思い】を添えて「あなたの一冊」をホテルへ寄贈すること。
本のラインナップは本の劣化などの問題もあり、入れ替わっているらしいのですが、色んな人が色んな思いでおすすめする本がずらりと並んでいるから、本のラインナップがてんでばらばら!

本が読める系のブックホテルは他にも何軒かあるのですが、それらは基本的に【本のプロがセレクトした本】なんです。

こういう風に一般の人が自分なりの基準で選んだ本が読めるホテルは福岡ではここだけ。他県にはあるんですかね?
この寄贈者のコメントがいいんです。プロの書評家じゃない「生の声」っていい!!!!
自分が好きな本に書かれているコメントを読んで『あー!分かる!分かる!』と共感したり、『へぇ~、そういう見方もあるのね』と新しい発見をしたり。読んだことのない本は『どういうきっかけでこの本を読むことにした』とか『こういう状況だったけどこの本に救われた』とか書いてあって、あの本もこの本も読みたくなる!!!!

お部屋選びが難しい・・・

さて、1階で借りた本(自由に客室へ持っていってOK)を持って客室へGO!なんですが、こちらのホテル、客室数は26室と多くはないのですがお部屋によってスペックも雰囲気も結構違うんです。(基本的には読書の邪魔にならないように無機質なシンプル客室ではあります)

お部屋選びを間違えると「あれ!?トイレがない!」となりかねません!
選ぶポイントは◎トイレの有無 ◎シャワーの有無 ◎テレビの有無 ◎レコードプレーヤーの有無。この組み合わせとなります。お部屋選びは気を付けて!
トイレ、シャワーがない客室は共用トイレ、共用シャワーを利用します。洗面台、冷蔵庫は全室完備。電気ケトルのないお部屋もありますが無料で貸してもらえます。ルームウェアは全室、有料レンタル(300円)です。

共用施設は清潔なので安心!

バストイレのない客室は共用のものを使うことになるのですが、2020年に新築したホテルなので、まだまだとってもキレイ!シャワールーム(1階)なんて、シャンプー・コンディショナー・ボディソープはもちろんのことクレンジングまであります!
ちなみにドライヤーは各客室にもありますがシャワールームのほうがいいドライヤーな気がします。
共用トイレは4階フロアと5階フロアに男女共用と女性用が1つずつ。1階にも共用トイレがあります。

BUNSHODO HOTEL

という訳でBUNSHODO HOTELのご紹介でした。
このホテルをただ泊まるだけのホテルとして利用する人も多いと思います。だって、ホテルだから。
でもこういうコンセプト系ホテルってコンセプト理解せずに泊まるとつまらないと思うんですよね。

しかし、学校の読書の時間じゃあるまいし「本を読め!本を読め!」と押し付けるものでもないですしね。うーん。
漫画もあるし、とりあえず泊まった方は本を手に取ってみるだけでも!

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